こんな症状でお悩みの方へ For those suffering from the following symptoms

手が痛い

じっとしていてもじんじん痛い、など

パソコンのデスクワークをしすぎた後から母指の付け根のところが痛い。

デュケルバン腱鞘炎を疑います。

安静、内服治療を行います。内服治療で効果がない場合、腱鞘内に注射を行います。注射を行っても改善が無ければ、手術治療を検討します。

重たいものを持つと手関節の尺側が痛い。

尺骨突き上げ症候群(TFCC損傷)を疑います。

まず装具治療による安静治療を行います。3か月以上の装具治療で症状が変わらない場合には、手術治療を検討します。

手をついて以降、手が大きく腫れて痛い。

橈骨遠位端骨折を疑います。

転位(ずれ)が少ない場合はギプス固定で対応します。転位(ずれ)が大きい、あるいは次第に転位(ずれ)が大きくなる場合には、手術治療を検討します。

手をついて以降、腫れはないにも関わらずいつまでも痛い。

手舟状骨骨折を疑います。

転位(ずれ)しにくい部分の骨折であればギプス固定で対応します。転位(ずれ)しやすい部分であれば、手術治療を検討します。

指が痛い

手指の痛み、腫れ、変形、母指の付け根が痛い、など

物を握ると痛い、つまむと母指の基部が痛い。

母指CM関節症を疑います。

装具治療を行います。装具による治療効果がない場合には、手術治療を検討します。

手指や手関節の痛みと腫れが出現。

関節リウマチを疑います。

局所安静と抗リウマチ薬の投与を行います。変形が強くADL障害がある場合には、手術治療を検討します。

指先の関節が痛く、次第に変形してきた。

へバーデン結節やブシャール結節を疑います。

局所安静やテーピングによる治療を行います。痛みが改善しない場合、関節内注射を行うこともあります。注射を行っても疼痛の改善がなければ、手術治療を検討します。

指が痛い、引っ掛かった感じがする。こくんという音がする。

ばね指を疑います。

局所安静及びテーピングによる治療を行います。痛みが改善しない場合、腱鞘内注射を行います。注射を行っても疼痛の改善がなければ、手術治療を検討します。

指先がじんじんする。

手根管症候群を疑います。

まずはサポーターで安静を保ちます。同時に内服薬で症状の改善をみます。効果がなければ手根管内に注射をします。

注射の効果が一時的で痛みがたびたび再燃する場合、あるいは筋肉が痩せてきた場合には手術治療を検討します。

肩が痛い

高いところのものが痛くて取れない、など

肩に痛みがあり、また肩の挙上ができない。

腱板断裂を疑います。

消炎鎮痛剤とリハビリテーションを併用します。夜間痛が強い場合、関節内注射を行います。注射を行っても改善がなければ、手術治療を検討します。

シャンプーで痛い、エプロンのひもを痛くて結べない、高いところのものが痛くて取れない。

四十肩を疑います。

急性炎症を軽減させ、運動療法を併用します。炎症が強く、夜間痛の激しい場合注射をすることもあります。

肘が痛い

肘を曲げるとしびれる、など

6歳7歳の子供で、転倒し肘をぶつけた後、強い痛みと腫れが出現する。

上腕骨顆上骨折を疑います。

転位(ずれ)が少なければギプス固定で対応します。転位(ずれ)が強い、または腫れが強い場合は手術治療を検討します。

肘を曲げるとしびれる。環指や小指がしびれる。

肘部管症候群を疑います。

安静及び内服治療を行います。痛みが強い場合には、注射を行います。筋肉の萎縮が出現する前に手術治療を検討します。

13歳から17歳の男性でボールを投げると痛い、肘を曲げると痛い、肘の伸展が不十分となってきた。

野球肘(離断性骨軟骨炎)を疑います。

安静治療を数か月間徹底します。遊離する前であれば、関節鏡視下に固定術を選択することがあります。遊離体が出現した場合は関節鏡視下に摘出します。

重たいものを持ち上げるときに痛い、竹刀を振ると痛い、タオルを絞るときに痛い、腕を伸ばして物をつまみ上げる動作で痛みが強い。

テニス肘を疑います。

手関節背屈位での安静治療と短橈側手根伸筋のストレッチを併用します。痛みの軽減がなければ腱鞘内注射を行います。注射を行っても改善がなければ、手術治療を検討します。

股関節が痛い

じっと座っていても痛い、など

妊娠や分娩が契機となり発症し仙腸関節を中心とした腰痛で、歩行や起立、起床で痛みが増強する。時に立位保持が不可能なほどの疼痛。

骨盤輪不安定症を疑います。

仙腸装具で仙腸関節を固定します。痛みの軽減がない場合には、透視下に仙腸関節にステロイド注射を行います。

10-14歳で走ると痛い、しゃがむと痛い、歩いたら痛い。

大腿骨頭すべり症を疑います。

安静及び免荷で経過をみます。転位(ずれ)が大きい場合には、麻酔下に整復し固定することがあります。

3歳から7歳の小児で走ると痛い、刺すような痛みがある。

まずは単純性股関節炎を疑います。

安静及び免荷で経過をみます。Perthes病も同時に疑います。変形が強い場合には、骨切り術を行うことがあります。

転倒により、足の付け根が痛くて歩くことができない。

大腿骨転子部骨折、大腿骨頸部骨折を疑います。

大腿骨転子部骨折や大腿骨頸部骨折で選択される治療法は、主に手術治療です。

骨折し不安定になっている部分をスクリューやプレートを用いて整復固定する方法があります。骨折部は固定されることで早くから疼痛が緩和します。またスクリューやプレートの構造的特徴から、荷重をかけた立位や歩行訓練を行うことにより骨折部に圧迫力が加わり骨癒合の促進が得られます。

一方転位(ずれ)した大腿骨頸部骨折では、骨癒合を期待しにくいため骨折した大腿骨頭を取り除き人工骨頭置換術を行うことがあります。人工骨頭置換術を行った場合も早期より疼痛が改善し立位や歩行が可能となります。

長い距離を歩くとだるい、抜けるような感じがする、差し込むように痛い、あぐらがかけない、じっとしていても痛い。

変形性股関節症を疑います。

安静治療及び体重のコントロールを行います。痛みが強ければ適宜痛み止めなどを使用します。同時に股関節周囲筋のストレッチをおこないます。それでも痛みが取れない場合、手術治療を検討します。

寛骨臼形成不全に伴う変形性股関節症には骨切り術や人工股関節置換術が選択されます。痛みが強いものの変形の少ない若い患者さんでは寛骨臼回転骨切り術が選択されます。

これにより股関節の不安定性が改善され除痛と病期の進行を抑えることができます。痛みが強く変形が進んだ患者さんには人工股関節置換術が選択されます。これにより速やかに痛みや可動域制限が改善し日常生活への復帰が可能となります。

膝が痛い

歩くと痛い、正座ができない、膝が伸びない、など

成長期のお子さんで運動後に膝の痛みを訴える場合、膝立てをすると痛みを訴える。

Osgood-Schlatter病を疑います。

幼少期から青年期は大腿骨の成長に対して筋肉の成長が追い付かないため、相対的に大腿四頭筋が引き延ばされてしまいます。そこに運動前の不十分なストレッチが加わると、筋肉の付着部である骨の部分にストレスがかかり、発症します。

リハビリテーションで訓練方法の指導が重要となります。また、Osgood用の装具を装着して、骨への付着部のストレスを緩和します。

正座ができない、歩くと痛い、膝が伸びない、膝が腫れている。

変形性膝関節症を疑います。

大腿四頭筋筋力訓練を中心としたリハビリテーションを行います。また痛みに応じて内服薬や注射を行います。

様々な治療に関わらず痛みが強い場合、膝関節の変形程度に応じて、骨切り手術や人工膝関節置換術を検討します。

足が痛い

階段の上り下りで痛い、足の裏がしびれる、など

6-10歳男の子でかかとの痛みを訴える。

Sever病を疑います。

踵骨骨端部の炎症で、アキレス腱による繰り返される牽引力が原因です。リハビリテーションにより下腿筋のストレッチを中心とした運動療法を行います。

足の裏がしびれる。長時間の立位で増強する。

足根管症候群を疑います。

足根菅内へのステロイドの注射を行います。注射を行っても改善がなければ、手術治療を検討します。

健側と比較して5度以上の背屈制限、腱付着部から2-6㎝のところが痛い。

アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎を疑います。

局所安静治療を行います。痛みや腫れの強い場合には、注射による治療を行います。

足関節後外側に痛みがある、足関節を底屈すると痛い(バレーダンサーに多い)。

三角骨症候群を疑います。

運動を中断し、炎症を鎮静化させます。痛みが強い場合には、ステロイドの注射を行います。注射を行っても改善がなければ、手術治療を検討します。

走ると痛い、しゃがむと痛い、階段の上り下りで痛い。

変形性足関節症を疑います。

内服治療および足底板による治療を行います。痛みが持続する場合足関節内に注射を行います。注射を行っても改善がなければ、手術治療を検討します。

足の趾が痛い

踏み返し、着地時に足の趾が痛い、など

10歳代の女の子で片方の足底の痛みが続く。

Freiberg病を疑います。

中足骨骨頭の無腐性壊死が起きる病気です。特に第2足趾に多く、背屈で痛みます。局所安静及び足底板による治療を行い、ギプス固定を行う場合もあります。疼痛の改善がなければ、手術治療を検討します。

成長期に立位で足背が痛い。

Köhler病を疑います。

足舟状骨の骨化異常が起きる、両側性の病気です。舟状骨に圧迫力が働くことが原因です。足底板による治療を行い、立位での圧迫力の軽減を図ります。

足趾、特に2,3足趾間、3,4足趾間に痛みとしびれを生じる。

Morton神経種を疑います。

安静及び足底板による治療を行います。痛みの強い場合、神経への注射を行うこともあります。

前足部でストップを繰り返すスポーツで足の痛みを生じる。

Jones骨折を疑います。

5中足骨近位骨幹部の疲労骨折の病気のため、手術治療を行う場合が多いです。

陸上、バスケットボール、バレーボール、剣道などのスポーツで足背の痛みが生じる。

第2、第3中足骨疲労骨折を疑います。

安静及び固定などの保存的治療を行います。

硬いグラウンドを走ってMTP関節に痛みが生じる。

Turf toe、MTP関節の捻挫を疑います。

原因はMTP関節過伸展損傷で中には種子骨骨折、関節包損傷、裂離骨折などがあります。局所安静治療を行います。

踏み返し、着地時に足の趾が痛い。

Lisfranc靭帯損傷を疑います。

ランニング中に体重が母趾に乗った状態で足が回内強制されると第1中足骨と第2中足骨が離開し、第2中足骨基部に裂離骨折が生じることがあります。

母趾に発赤や熱感を伴う。

痛風性関節炎を疑います。

痛み止めの内服をして、急性炎症を軽減させます。血液検査後、高尿酸血症を認めた場合には、内服薬でゆっくりと尿酸値を下げていきます。

首が痛い

上を向くと激痛、痛くて回らない、など

上を向くと激痛が走る、首が痛くて回らない、手指先端のしびれがある。

頚椎症性神経根症を疑います。

内服薬と運動療法を原則とします。疼痛の改善がなければ、手術治療を検討します。

腰が痛い

痛みで動けない、足にしびれがある、など

腰痛や足の裏のしびれ、頻回の起こすこむら返り、長い距離を歩くことが難しい。

腰部脊柱管狭窄症を疑います。

内服薬と運動療法を併用します。痛みが強い場合には、神経ブロック治療を行います。神経ブロック治療を行っても疼痛の改善がなければ、手術治療を検討します。

転倒して以降背中が痛くて座ることもできない。

脊椎圧迫骨折を疑います。

痛みの軽減と骨の圧壊予防に痛み止めとコルセットを作成し、運動療法を併用します。また骨粗鬆症がベースにある場合には、骨粗鬆症の治療を併用していきます。以上の治療効果がない場合には、手術治療を検討します。

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